この記事は以下音声をテキストにした記事になります。
今回は「転職でお給料が上がる人、上がらない人」についてお話していきます。
私は会社員時代、3回転職して4社経験したのですが、転職のたびにお給料を上げていきました。
私の夫も会社員で転職をしているので、今は4社目になります。
夫の場合は最初の3社はそこまでお給料よくなくて
今の会社に転職する時にお給料が結構上がったタイプで、さらに転職した後に会社で評価されてお給料が上がってきたっていう感じになりますね。
夫は最初から数えて3社目の時は、多分私より全然お給料少なかったですね。
だからその頃に出会ってたら、私の方が5歳下ではありますけど、私の方がお給料が高かった感じになりますね。
今ではサラリーマンの平均年収よりかなり稼いでる方です。
何でそういうことが起こるかっていうと、まずひとつは「業界」ですね。
私も夫もどちらも IT業界だったんですよね。
夫は今もIT業界で勤めてます。
やっぱりITっていう分野はずっと右肩上がりに伸びてる感じになります。
伸びてる業界だとお給料が上がりやすいですよね。
じゃあIT業界だと全部上がるのかっていったら必ずしもそうじゃないです。
夫が最初の3社でお給料が上がらなかったのは何でかっていうと、IT業界の仕組みをあまり理解してなかったからなんですよね。
これはどういうことかというと、IT業界も儲かってる会社は儲かってるんですけど、いわゆる2次請け3次請けみたいな会社はそこまで儲かってないんですよね。
よく1人月って単位を使うのですが、1人のエンジニアが作業するのに1ヶ月その人が働くと150万とか高いところだと180万を会社に払いますよという感じで、相手の会社から契約をもらうんですよ。
私が5年前まで会社員だった時にいた会社は、1人月150万もらってました。
IT業界だったら、そこそこ高い単価だと言われてましたけど、さらに高いと180万とか200万とかもあったんじゃないかなと思います。
200万とかだとかなり優秀なエンジニアさんという感じになります。
150万で仕事を受注する時に150万で自社の社員にやらせるかっていったら、自社の社員がやる部分も一部分はあるんですけど、後は2次請けの会社にお願いします。
2次請けの会社には大体1人月80万ぐらいで下ろしてましたね。
150万もらって80万で発注するので、70万ぐらい自分たちの会社に入るような形なんですよね。
2請けの会社が80万で仕事を受けて、2次請けの会社の社員がやる場合もあるけど、さらに3次請けの会社に60万とかでお願いする感じです。
さらに先にある場合は、4次請けの会社にお願いして、実質作業してるのは4次請けの会社っていうこともあるんですよね。
4次請けの会社は40万とか50万で仕事を受注してるけど、実際には150万の仕事をしてるっていう感じになります。
間に中抜きが入ってどんどん抜かれていくっていう形になります。
その辺は今後IT業界の中でも整備されていくっていうことなんで、そういうのもなくなりつつあるとは思いますけど、そんな感じで抜かれていました。
夫が最初にいた3社は、3次請け4次請けみたいな感じの会社だったんですよね。
だから技術力はあって実際に作業はバリバリやってるけど、単価として安くなってるっていう感じになりますね。
今の会社は1次請けの会社なんですよ。
自分たちが仕事を受けて自分たちでやるっていう、あんまり外注に出さない会社なので高い単価で仕事をすることができるというのがまずひとつあるかなと思います。
ふたつ目はこれもIT業界あるあるなんですけど、ひとつひとつのお客さん向けにそれぞれシステムを提供している場合と全部に同じシステムを提供するっていう場合だと、全然作業効率は違います。
分かりやすい例でいうと、お客さんとオンライン会議をできるようなシステムを導入したとします。
そしたら自分たち用に導入してもらうので、それ用に開発をしてもらわないといけない感じになるんですけど、今世の中にはZOOMがあるじゃないですか。
そんな感じにみんなが使っているものを提供すれば、ZOOMの会社の人たちはそのZOOMっていうものを作ればいいだけなんですよね。
つまりひとつのお客さん向けに開発をするか、全体向けに開発をするかっていうところでかかる労力は違ってきます。
1個何かを作ってそれをパッケージ化すれば、販売すればするほどお金が入ってくるっていう仕組みになりますね。
私も一番最初にいたIT企業は、ひとつのお客さん向けのシステムを作ってたんですよ。
そこはやっぱりお給料はそこまで高くなかったです。
当時自分が付き合ってた彼氏がパッケージソフトを売ってる会社で働いてたんですよ。
そこの会社は長時間労働はなくても、すごいお給料がよかったんですよ。
景気がいい時は1年間でボーナス10ヶ月分とかありましたね。
10ヶ月って相当ですよね。
すごい景気よくて、何でなんだろうって思ったらパッケージ化してるので、そのソフトが売れれば売上も上がるっていう形だったのです。
自分たちが頑張って作ったら上がるっていうよりは、頑張って売れたら上がるっていう感じだったんですよね。
だからパッケージの会社の方が儲かるんだって思ったんで、私が次に転職した会社はパッケージの会社にしたのです。
金融機関向けのパッケージ作ってる会社だったんですけど、その方が利益率高かったですよね。
そこからお給料上がってったっていうのはあるので、そうやってより効率よくサービスを提供している会社の方がお給料高くなるっていうのはあります。
実際私も今は自分で仕事してて、コロナ前は会議室を借りて私が一人でお話して、それを4人とか5人の少人数に対して教えるっていうのやってたんですけど、今はオンライン講座を作っているので、1回収録してあるものを何度も販売することができます。
そちらの方が労力はかかってないのに、売上は上がり続けるっていう仕組みがあります。
そんな感じに自分でやる仕事にしろ、会社員の仕事にしろ、効率のよい稼ぎ方っていうのはあるんですよ。
効率のよい稼ぎ方っていうと、すごい悪いことしてるって考える人もいるかもしれないんですけど、価値を提供すればいいわけですよ。
相手に喜んでもらえることをすればいいわけなので、どういうふうにやったらより喜んでもらえるかとか、自分の労力を最小限にして喜んでもらえるかっていうのを考えるだけですね。
それが実際会社の売上だったり、お給料に反映していくという感じになります。
自分が転職する時とか仕事を変えたいって思う時は、どういう業界とかどういうサービスの提供の仕方が売上を上げやすいのかっていうのを知っておくと、転職したのに思ったより待遇悪いなっていうことにはならないんじゃないかなというふうに思います。
このあたりも会社を見るポイントとして、知っておくといいと思います。
本日は以上です。
それでは、またー!