やってはいけないサービス提供方法

この記事は以下音声をテキストにした記事になります。

 

#345 やってはいけないサービス提供方法

 

今回は辛口ビジネス論をお届けします。

 

ビジネスのお話をすると反応があるし

メッセージもよくいただけるんですよね

 

今から話すのは、インターネットを使ったビジネスや

個人で始める場合のビジネスのお話です

 

実店舗とか、ある程度規模がある大企業

従業員をたくさん抱えているビジネスには当てはまらないので、ご注意いただければと思います。

 

やってはいけないなって思うビジネスのやり方は

「無期限サポート」とか「24時間サポート」です。

これは本当にやめたほうがいいと思いますね。

 

なぜならば、無期限のサポートなんて本当の意味でお約束できないからです。

 

自分の寿命はいつまであるか分からないし

例えば今39歳の私が、50年後もサポートしますっていう話をしたら、89歳までサポートすることになります。

 

ボケててサポートできない可能性もありますし

そもそもこのビジネスを辞めるって言ってる可能性もあります。

お約束できないんですよね。

 

もし24時間のサポートをやったとしたら

24時間を一人でやるなんて無理なんですよ。

 

寝る時間だってあるわけだし

「いつでもあなたの悩みに答えます」とかって、よくないです。

 

例えば、私は質問には答えないけど

報告はいつでもしていいですよというお話はしているので

受付はできる状態になっています。

 

夜中の2時とか朝の5時とかにメールを送ってくる人っています。

別にそれはいいかなって思ってます。

 

ただ、私が見るのは私が起きた時間とか

私がメールを読める状態になっている時です。

 

朝8時に見てくださいっていうのは

子供の支度をしてたりするので、ちょっと難しいですね。

 

あとは夜ご飯を食べてる時間とかもあるから

その時間にも全部見てください、答えてくださいっていうのは無理なんですよ。

 

私の場合はコンサルも平日の5時まで、もしくは平日の9時以降に受付けています。

夕方の5時から夜の9時までの間は家族の時間だったりとか

子供をお風呂に入れたりとか寝かしつけしたりとかしてるんですよ。

 

だから、その時間はコンサルを入れないでってコンサルメンバーに言っています。

 

どうしても夜の時間しか空いてない場合は

夜の10時からも受付けるけど、なるべく9時からにしてくださいっていう話もしています。

 

夜10時からコンサルをしたら、終わるのが11時になるので、結構遅いわけですよ。

もしその時間しか取れないんだったら、そこまでは私も対応することは出来ます。

 

それ以降はできればしたくないし、あくまでも譲歩した案なので

夜10時からいつでもコンサルを入れられるっていうふうにもあんまり思ってほしくないですよね。

 

こっちにはこっちの生活がありますので。

そういう形にしないと、ちゃんとしたサービスを相手にも提供できないんです。

 

「24時間いつでもサポートをします」とかっていうのは本当によくないです。

 

例えば、電話、水道、電気とかのインフラだったら

24時間サポートのラインが整ってるっていうのは分かります。

 

あとはトイレが詰まった時のクラシアンみたいな感じですよね。

クラシアンを大企業が提供するっていうのは分かるんですよ。

 

だってそれは、夜働いている人がいたり

オペレーターの人を雇っていたりするんですよね。

 

でも夜働く人を雇うんだったら

そのぶん企業の体力がないといけないし

夜は夜でお給料も大体25%増になったりするのが普通です。

 

夜サポートするっていうのは、結構コストがかかることだし

ある程度規模があるビジネスじゃないとできないことなんですよ。

 

それがないと世の中が回らないっていうものだったら

した方がいいと思うんですけど

ないと世の中が回らないというもの以外のビジネスで

24時間サポートっていうのはどうなのかなって思います。

 

「無期限サポート」とか「24時間いつでもやります」っていうのはお互いが幸せにならないから、やめた方がいいですし

 

「それが魅力でした」とか言ってくるお客さんって

そもそもその商品に魅力を感じていない可能性もあるんですよ。

 

「あなたが構ってくれるから、私はそのサービスを買います」という感じなんですよ。

 

そんな人、面倒くさいじゃないですか。

コストっていうのはお金だけじゃなくて

気持ちのコストだったり、体力のコストっていうのもあるわけで。

 

そこをちゃんと大事にしてくれる人をお客さんにする必要があるんですよ。

「無期限でサポートだから素晴らしいです」とか言ってる人って

全然いいお客さんじゃないですよね。

 

ビジネスって、新たな収益を得ないと成り立っていかないし

発展もしていかないわけなんですよ。

 

だから「お金をいただくのは1回だけっていうのは、素晴らしいですね」って言ってるのはどうなのかなって思います。

 

例えば私も

「100万払ってくれれば、この先一生サポートします」

なんてことを言ったら、苦しくなるだけです

 

売上も上がらないし、サポートだけ増えるわけだし。

 

だからそんなことは、絶対やっちゃいけないんですよね。

 

あとは約束していた以上のことをするんだったら

お客さんは喜んでくれるかもしれないんですけど

「24時間対応します、無期限でサポートします」って言った時に

それがちょっとでも守られないと減点法になっちゃうんですよ。

 

「この人24時間サポートするって言ってたのに、半日も返信まで時間かかってる」

みたいな感じになっちゃうわけですよ。

 

自分が頑張れば頑張るほど

相手が王様みたいになっていっちゃうわけです。

 

それはビジネスの本質ではないので

自分の時間を捧げるっていうやり方をしている人は、時間でお金をいただくんじゃなくて、ちゃんと価値でお金をいただくことをした方がいいかなって思います。

 

「私が頑張るからお願いします」

「あの人は頑張ってないから、お金をいただくのはおかしいです」

という勘違いした考え方になっちゃうわけなんですよ。

 

頑張ってるからお金をいただけるとかではないです。

 

そこに学びがあるって思うから

価値を感じるから

そこに触れていたいから

そういうのでお金を払うっていうことです。

 

そこを間違えちゃダメだなっていうふうに思います。

 

お金を払っていれば、相手のことを

何でも好きにしていいよっていう話じゃないんですよ。

 

お互いをリスペクトした状態で付き合っていくっていう関係が本当にいいものだと思いますし、お互いが発展していくビジネスなんだろうなっていうふうに思うので、その辺りは注意した方がいいですね。

自信がない人、初期の人ほどやってしまいですけど、

守れない約束はしない方がいいですよ。

 

「24時間寝ないでサポートできます」って言えるんだったらいいんですけど、夜中の2時とか3時とかに相談されても、眠いじゃないですか。

私は頭働かないんで、そんな時に回答はできないですね。

 

夜中にいろいろ質問されたら、さっさと寝ようとしか言えないですね。

 

「何時間働いているかで勝負します」

「頑張ってるから認めてください」っていうことじゃないです。

 

価値を与えるっていうビジネスの本質から

ずれちゃダメですよっていうお話でした。

 

本日は以上です。

 

それでは、またー!