価値にこそお金を払う

この記事は以下音声をテキストにした記事になります。

 

#483 価値にこそお金を払う

 

 

今回は「価値にこそお金を払おう」というお話をしていきます。

 

私は9月に引っ越したのですが

新しい家の壁紙がきれいになっていなかったので

壁紙業者の方に来てもらって、見積を出してもらいました。

 

業者の方に

「壁紙を張り替えるのに、どのぐらいの日数がかかるんですか?」

って聞いたんですよ。

 

そしたら

「1人でやるんだったら、大体7日ぐらいはかかります」

と言われました。

 

そんなにかかるんだと思って、びっくりしちゃったんですよね。

 

「2人でやると3~4日で終わる場合もあるけど

今の壁紙を剥がして様子を見て、そこから貼っていくっていう作業をするので、乾かしたりする時間とかいろんなものを含めたら、それぐらいかかるんですよ」

って言われて。

 

「これが1日でできたら、うちの商売あがったりですよ」

みたいなことも言われて、確かにそうだなと思いました。

 

自分が知らない世界だと、もっと簡単にできちゃうっていうふうに思いがちなんですよね。

 

例えば、私も自分のビジネスをしていると

生身の人間がそのまましゃべってるだけだと思われることがあります。

 

たまに会議室を借りたら

会議室のレンタル代はかかるかもしれないけど

元ネタの仕入れはないと思われるんですよね。

 

実際そうなんですけど

サービスを提供したり、売れるようになったり

リピートしてもらえるようになったりするまでに

何もしてないわけじゃないんですよ。

 

そこに対する理解がないと

「ちょっと無料で話を聞いてもらえませんか?」

って軽く言われちゃったりするわけですよ。

 

今はそういう人はあまりいないですけど

前は「今度お話させてください」とか

「ご飯行きましょう」とか言われたりしました。

 

本当にご飯に行くだけで

私も行きたいって思ってるんだったらいいんですけど

結局ご飯行っていろいろ質問や相談をされたりしたら

それってほとんどコンサルなんですよね。

 

だから、安易にそういうのはやらないようにしてます。

 

自分が誘いたい時に誘うっていうのは

あるかもしれないんですけどね。

 

そのあたりは、あまり価値が分からない人には

分かってもらえてないんだなって感じます。

 

私は10年ぐらい前より数段生きやすくなっているんですけど

そのためにかなりの自己投資をしましたし

かなりの勇気を出す場面もあったと思います。

 

転職もしてたけど

会社の後ろ盾が全くなくなるという選択をするのは

結構な勇気が必要なんですよね。

 

これでやっていくっていうふうに決めて

自分で事業を起こしているわけですよ。

 

ビジネスをやるからには

自分の会社の売り上げも求めないといけないわけですし

売り上げたからには

それ以上の価値を感じていただけるぐらいのサービスを

提供していかないといけないんですよね。

 

コミュニティとかの価格を出すと、結構びっくりする人がいます。

 

どう感じるかは個人の自由だからいいんですけど

高いですねとか言われたりすることもあって。

 

でも、自分の人生を変えたいとか

自分の人生の飛躍のヒントが欲しいって思った時に

5千円とか1万円ではなかなか変わらないと思うんですよね。

 

それは時間とか仕入れとかじゃなくて

単純に「そういう自分になるための価値」ですよね。

 

例えば結婚相談所も

単純に男性と女性を集めて話を聞いて

マッチングさせるだけに見えるかもしれないんですけど

それで売ってるのは「人を紹介すること」じゃなくて

「あなたが結婚して、幸せになれるように」っていう価値なんですよね。

 

だからその価値を感じて、みんな入ってくるわけなんですよ。

 

時間とか労力で測れるものではないし

仕入れがないように見える相手だったり企業であっても

ちゃんと知識の仕入れとか考え方の仕入れとか

あらゆる仕入れをしている可能性があります。

 

だからそれに対しての敬意を持って接するっていうのは

すごく大事なことなんですよね。

 

モノにばっかり価値を感じちゃうと

「このモノにはお金としての価値があるから、OK」みたいな感じで

モノにしか敬意を示せなくなっちゃったりするわけですよ。

 

逆に言うと、周りから評価されてないけど価値が高いことに

手を出せなくなるんですよね。

 

周りの人が価値を感じてなくても

自分にとって価値を感じるものだったら

そこに対してお金を出せるかどうかっていうのが問われてるなって思います。

 

私も何か自分がした後で

「ハタラクマさんは、何をしましたか?」とか

「どんな講座に参加しましたか?」とかめちゃくちゃ聞かれるんですけど

同じものを見ていても、その人が反応できるかどうかは分からないですよね。

 

結局、私の反応を見てるっていうことなんで

誰かに担保を求めているわけですよ。

 

それはそれでいいんですけど

「自分の脳みそで考えられるかどうか」が大事なんですよね。

 

私と同じ講座に行っても、その人にとって効果があるかは分からないし

価値があるかどうかは自分で判断することだと思います。

 

同じものを受け取っても

「これは価値がある」って思える人間であるかどうかがすごく大事なんですよね。

 

そのあたりは教育が必要です。

 

例えばコミュニティだと「環境にこそ価値があるんだよ」っていう教育を

セールスする時に入れています。

 

コミュニティメンバーが素晴らしいなら

1人1人とこっそり裏で繋がればいいやと思われるかもしれないんですけど

そのメンバーが集まって

何をするか、何を学ぶか、どんな空気でいるかが全部価値なんですよ。

 

だからそこが分からないと

横からつまみ食いしようと考えちゃったりするんですけど

全然違うんですよね。

 

次回のコミュニティも

めちゃくちゃ面白い仕掛けを考えているんですけど

これこそが価値なんですよね。

 

そうすると「参加しとけばよかったです」って、始まった後に言われるわけですよ。

 

それは信じるか、信じられないかだけの違いだから

目に見えるものを信じすぎる時には何も見えないんだなと思いますね。

 

「これは100点だから、素晴らしいんだ」とか

「みんながいいって言ってるから、素晴らしいんだ」みたいに思ってる時は

本質は見抜きづらいなって思います。

 

信じられるものを見つけるよりも

信じられる人を見つける方が早いですね。

 

私はこの人から聞いた情報だったら信じられるなって思ったら

内容がよく分からなくても、飛び込んじゃいます。

 

それであまり間違えることはないし

もし仮に間違えたとしても、後悔はないです。

 

その人を信じてたから、別にいいやって思えます。

 

その人を信じるっていうのは

その人の言いなりになるとかじゃなくて

「その人を信じてる自分を信じる」ってことですよ。
だから最終的には「自分を信じる力」が必要なんじゃないかなというふうに思います。

 

本日は以上です。

 

それでは、またー!