「彼女」なんだから大事にされて当たり前と思っていた傲慢期がありました

アメブロで書いたこの記事の詳細を書いていきますー。

 

 

4年ほど前の私は恋愛に対してとっても傲慢でした。

 

ハタラクマ(31)

 

高校、大学、会社と男性の割合が多い中で生活していたこともあり

とても男性慣れしていました。

 

気負わずに男性と接することができていたので

特に見た目がいいわけでも性格がいいわけでもなかったのに

男性にデートに誘われることや告白されるのが当たり前になってしまっていました。

(フランクさって恋愛するには大事だなーと思います)

 

そのため、当時の私は

ボロを出さずに上手に愛想よくふるまうことができれば(笑)

一定数の男性からは好かれることができるという妙な自信がありました。

 

合コンや友達に紹介されて会う初めて会う男性の前では

仕事もちゃんとやっていて

社交性もあって

健康的で

家庭的な雰囲気を感じることができて

感情的にならない

結婚や恋愛するには合格だと思われる女性を演じていました。

 

丸顔&営業職であるという自分の特性をいかんなく発揮していました。

 

料理とかは全くしていなかったのに週3くらいではやっていると申告していましたし(後からなんとかすればいいと思ってました 笑)

仕事がパッとしない時期であってもそれは表に出さず、向上心を持って仕事をやっていて誰とでもうまくやっていける人間であることをアピールしていました。

 

そんなちゃんとした女子を演じる一方、デートに誘われた時には

 

相手の男性がちゃんとお店を予約してくれるかどうか

ちゃんとごちそうしてくれるかどうか

私のことをほめてくれるかどうか

仕事をがんばっているかどうか

これから出世しそうな見込みはあるかなど

品定めをしていたのでした。

 

それによって、自分のがんばり具合を変えていくというあざとい女でした。

 

そして、何回かのデートを重ねた後

自分が合格点を出した男性に告白されて付き合うことになった時は

 

彼にとって特別な存在になれたんだ。。!!

という最高に幸せな気持ちになっていました。

 

これからは

一番大切な女性として扱ってもらえるんだ!という安心感にひたっていました。

 

彼女になる=大事にされて当然、好かれていて当然の関係だと思い込んでいたのです。

 

でも、付き合ったと言ってもまだまだ表面的な関係。

徐々に今まで見えてこなかった彼の姿がどんどん見えてくることになります。

 

付き合うまでは毎日何通も来てたLINEの頻度が減っていったり

デートのプランもちゃんと考えてくれなくなったり

言葉に出してほめてくれてくれなくなったり

仕事のグチが多くなったり

やたら「疲れた」ばっかり言ってくるようになります。

 

素の姿が見えているようになります。

 

付き合う前よりも関係がだれてくる。

相手はそれだけ心を許せる存在だと思ってくれたのかもしれないし、もう追わなくていい存在だと思っていたのかもしれません。

 

でも、それが許せなかったのです。

 

自分のことを「ちゃんとした男性として」好きでいてくれないことに腹を立てていたのです。

 

彼女である私に対しては

毎日連絡をしてくれて当然

(でも自分からはそんなにしたくない)

向こうからデート誘ってくるのが当然

デートでごちそうしてくれるのが当然

 

「彼氏」としての役割を果たさないくせに

私の手料理が食べたいといってくる

私も仕事をしているのに自分の仕事の話ばかりをして、体調不良を訴えてくる

 

そんなの不公平すぎる

 

男としてどうなの?

と怒りの気持ちでいっぱいでした。

 

私はちゃんと仕事もしている

デートの時は愛想よくするし

彼の話もちゃんと聞いてあげている

何かしてもらったら感謝の言葉を伝えている

 

こんなに「ちゃんとやってる」のに

なんであなたはちゃんとできないの?

 

と思っていました。

 

そこに愛情なんてなかったのです。

 

いい彼女を演じている自分にもイライラし、いい彼氏としてふるまうことができない彼にも不満がたまっていき、ある日突然爆発してしまうのです。

(たいてい生理前だったような気がします)

 

どんなことだったか詳しくは覚えていませんが、ほんとに些細なことです。

 

車道側を歩いてくれなかったとか

映画で席を予約してくれなかったとか

百円単位で割り勘したとかそんなこと。

 

さっきまでニコニコしていたのに急に怒り出す私

困惑する彼

オロオロする姿に更に怒る私

こんなの理想の付き合いじゃない!と怒りまくってました。

 

それはもうひどい絵です。

 

当時の私は

 

私を不安にさせない人

満足させてくれる人

親も友達も認めてくれる人

社会的にも人間的にもしっかりした人

そういう大人の男性じゃないとダメだと思い込んでいたし、そういう男性だからこそ愛することができるんだと思っていました。

 

私がしていたのは恋愛ではありませんでした。

不具合のない人間を選別していただけだったんです。

 

今思えば、それだけ当時の私が

将来に不安を抱いていたっていうことなんですけどね。

 

不安で不安で仕方ないから

 

「ちゃんとした保証」がほしかった。

 

自分の中にある漠然とした不安を払拭してくれるツールが欲しかった。

それを手に入れることさえできれば、救われると思っていたんです。

 

でも

誰ともうまくいかないと言われた時に

初めて今の自分の状態に気が付きました。

 

「私」をなんとかしないと

誰と付き合ってもダメになる

 

しばらくはあえて1人でいることにしようと決めた31歳の春でした。

 

続く

 

改めて文字に起こしてみると、本当にむちゃくちゃな女でしたね。。

元カレたちは私と付き合った後に付き合った人を天使だと思うことでしょう。

そういう意味ではよかったのかもしれません(笑)