この記事は以下音声をテキストにした記事になります。
今日は息子の話をしていきます。
私は宇多田ヒカルが好きなんですけど
宇多田ヒカルの曲の歌詞にこんなフレーズがあるんですよ。
「自分の靴しか履けない。それで歩けるんだからいい」っていうフレーズ
すごく素敵だなって思っていて。
うちの息子って、結構変わってるんですよね。
保育園で集団行動をしてるけど
集団行動は得意ではないと思うし
人がいる賑やかな場所も苦手だし
自閉症の特徴でもあるんですけど、自分の好きなものにしか興味を示さないんですよね。
保育園の先生にもそのことは伝えていて
どういう子かというのも分かってもらえています。
息子は他の子が泣いてたりとか
大きな声を出してたりするのが好きじゃないんですよね。
みんなの中にいるのも得意じゃないので
一応みんなでやることはやってるんですけど
1人になりたそうな時は牛乳パックで作った仕切りを使って
1人の空間を作ってもらっています。
仕切りの中で息子が遊んでると
すごく落ち着いてるように見えるって話をしてて
そういう対応はすごくありがたいなって思っています。
「みんなでいる時は、協調性を持ってみんなと同じようなことをしなさい」
みたいなことを言われるのは、本人にとって苦しいんだろうなって思っていて。
私自身が今まで生きてきた人生でも、そうだったなって思います。
「多くの人がこういうふうにやってるから、あなたもそうしなさいよ」
と言われても、やりたくないことってあるし
気が乗らない時もあるし、向いてないなって思うこともあるんですよね。
私はそれを会社で働き始めて、感じたかな。
学校も得意じゃないと思ってたけど
会社の方がもっと強制力が強かったなって思っていて。
就活をしていた頃から、スーツを着たり
求められてる回答をとりあえず言わされるみたいな感じでしたよね。
志望動機とか聞かれても別にないし
入ったことがない会社に「なぜ志望しますか」って言われても
「就職しなくちゃいけないからですかね?」
ぐらいしか言うことないじゃないですか。
そういう全部がきついなって思ってて。
私は大学生の時までは体調が良かったんですけど
就職する頃になって、急にアトピーを発症しました。
多分、ストレスが大きかったんだろうなと思います。
その頃は、身体が無理だっていうふうに言ってたんですよね。
アトピーの症状は、今は全く出てないです。
「みんなができるから、あなたもできるでしょ」って言われることが
本当につらいなって思っていて
要所要所で、勇気を出さなきゃいけない場面とか
やり遂げなきゃいけない場面ってあるかもしれないんですけど
本人の思った時に、本人のペースでやればいいことで
周りから強制されるものではないなっていうのは思いますね。
私もコミュニティをやっていて
みんな同じにしなくていいよってすごく思いますね。
人によって、活発だったりとか
落ち着いて過ごしたかったりとか
徐々に仲良くなりたかったりすぐに仲良くなりたかったり
そういうのがあると思うんですよ。
私はどちらかというと、のんびりしてて
あんまりせかせかしたくないところがあるので
そういうペースを守り通したいなっていうのは思っていて。
主催者ですけど、私もコミュニティの中の1人としてやらせてもらっていて
みんな私のそういう性質も理解してくれて
尊重してくれたことに対して本当にありがたいなっていうふうに感じています。
要は、自分の靴しか履けないけど、それで歩けるんだからいいんですよ。
自分がどこで生きたら心地いいかとか
どの人といたら楽しく生きていけるかとか
そういうのをちゃんと見つけて、その場所に所属して生きていけるんだったら
それでいいんだよっていうのを言いたいですね。
そこがなくなったら、また新しい場所を見つければいいだけなんで。
目の前にある場所でしか生きていっちゃいけないんだって思うと
本当に苦しくなるからね。
そこは他にも道があるんだよっていうのは言いたいですよね。
そういう意味では大人は自由だけど、子供だと例えば田舎で
「この学校しかないから、ここに行きなさい」
みたいな感じは本当につらいなって思うんですよ。
そこが合わない場所だったりとか
合わない人間関係だったらつらいなって思います。
不登校も問題とか言われたりしますけど、私は問題だと思わないですね。
行きたくなかったら行かなくていいし
その人が生きたいように生きたらいいと思います。
これは見方を変えれば
天才ほど、みんなと一緒には生きづらいんじゃないかなって思います。
(天才は普通ではないですから)
みんなの輪の中にいて、居心地悪いなとか
みんなと同じことできないなって思う人がいるんだったら
自分は天才型だって思ったらいいのかもしれません。
それぞれの個の性質を理解してあげて
それをいいとか悪いとか評価しないで、ただ受け入れてあげるっていうことを自分自身がしてあげればいいんじゃないかなって思う今日この頃です。
本日は以上です。
それでは、またー!