資産が何億になっても家を買わない理由

この記事は以下音声をテキストにした記事になります。

 

#439 資産が何億になっても家を買わない理由

 

 

今回は所有するコストについて、お話していきます。

私は主に投資信託とか株を金融資産として持っていますが、

家は持ってないんです。

 

まだ我が家には2億、3億という資産はないんですけど

そのうちそのぐらいの資産額になるなっていうのは見えているので

その時にどうするかっていう相談を夫としています。

 

考えが変わるかもしれないんですけど

そのぐらい資産が増えた時も

たぶん私たちは家を買わないねっていう話をしています。

 

それはなぜかというと、所有するコストがかかるからです。

所有するコストっていうのは

もちろんお金っていうのもあるんですけど、書類上の手続きも含まれます。

あとは保有しているものに対しての

ケアが必要になってくるねっていう話をしています。

 

よく、子供のために家を残しておきたいっていう話があるけど

完全に親のエゴですよね。

 

例えば不動産を子供が将来相続することがあった時に

相続するともれなく固定資産っていう税金を相続させることになるんですよね。

 

もしボロボロの家だったら

それをメンテナンスしたりリフォームしたりする負担を

子供に負わせることになるんですよ。

 

良かれと思ってやってるのかもしれないですけど

そもそも子供がそこに家を欲しくなかったら、子供にとって負債なんですよね。

 

不動産が売れたらいいんですけど

売るのも手続きとして結構面倒くさいと思いますし

売れなかったら負債をずっと負わせることになるんですよ。

 

良かれと思ってやったことが

相手にとってはすごく迷惑になる可能性があります。

 

物質社会において、物を所有するって

結構危険なこともあるわけですよ。

 

亡くなった人はもうこの世からいなくなるんですけど

残された者たちが結構大変だよねっていう話をしてて。

 

だから私たちは、家を買うという選択肢はないですね。

株とか投資信託は、所有コストはほぼかからないですね。

 

株は売った時に利益に対して税金がかかってきたり

投資信託も運用してる額の一部が信託報酬としてかかってくるけど

信託報酬がものすごく高い投信は持っていないし

多少高くてもそれに見合うぐらいの利回りを出してくれる商品しか持っていないです。

 

そういう意味では、持ってて邪魔になる資産というのは持ってないんですよ。

 

だから夫とか私が死んだとしても

相手に残す資産としては管理しやすいものになっているんじゃないかと。

 

カバンとか靴とか物を所有するっていうのは

良かれと思って買っても

それがいらないものとか普段使わないものだったら

家を借りていたとしてもゴミに家賃を払ってるようなものなんですよね。

 

そういうことを加味した上で

私たちは家を買ったり、物をたくさん所有するっていうことは

よく考えようって話をしています。

 

何か子供に残したいって言っても

お金を残すこと自体が良い選択かどうかっていうのはあんまり分からないですよね。

 

それよりも、その子が楽しく生きていけるような経験だったりとか

自分は何とかやっていけるっていうふうに思える自信を残した方が

よっぽど生きやすいんじゃないかなって思いますよね。

 

そういうことを身につける経験にお金をかけることは

積極的にやっていきたいなって思います。

 

資産を増やしたいとかたくさん持ちたいってみんな思うけど

結局それを持った時に持った以上のコストとか

面倒くささを相手とか自分自身に与えてしまわないかどうかを

考えた方がいいなって思います。

 

 

本日は以上です。

 

それでは、またー!